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新着情報

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2015年2月24日 2型糖尿病治療薬ジャディアンス:6成分目のSGLT2阻害薬が発売されました

2型糖尿病治療薬エンパグリフロジン(商品名ジャディアンス錠10mg、同錠25mg)の製造販売が承認されました。1日1回10mgを朝食前または朝食後に経口投与する。効果不十分な場合には1日1回25mgに増量することができます。

 

今回承認されたエンパグリフロジンは、選択的SGLT2(Sodium-Glucose Co-Transporter 2;ナトリウム・グルコース共役輸送体2)阻害薬です。選択的SGLT2阻害薬は、SGLT2による腎臓近位尿細管でのブドウ糖再取り込みを選択的に阻害することで、糖を尿中に排泄し最終的に血糖を下げる作用を有します。

 

このSGLT2阻害薬について国内では、昨年4月にイプラグリフロジン(商品名スーグラ)、5月にトホグリフロジン(商品名デベルザ、アプルウェイ)、ダ パグリフロジン(商品名フォシーガ)、ルセオグリフロジン(商品名ルセフィ)、9月にカナグリフロジン(商品名カナグル)が発売されています。今回承認され たエンパグリフロジンは、国内6成分目のSGLT2阻害薬になります。

 

国内臨床試験では、副作用(臨床検査値異常を含む)が15.1%に認められている。主な副作用は頻尿(3.8%)、低血糖(2.3%)、口渇(1.6%)、便秘(1.4%)などであった。重大な副作用としては、低血糖、脱水、腎盂腎炎が挙げられています。

 

 

引用:日経メディカル 最新DIピックアップ 【新薬】エンパグリフロジン